2022/04/04
胴長屋犬健の島田です。
チワワのMちゃん(♀1歳3ヶ月)の4回レッスンでは、ちょっとだけ困っている行動の抑制練習と散歩練習をしました。
誰にでもする、というわけではないようで、遊んでくれそうな人にだけしているように見えますが、うれしくて飛びついてしまうMちゃん。
私にも飛びついて熱烈歓迎してくれるのは良いのですが、気を付けてしないと蹴ったり、踏んだりしてしまいそうです。
(;´・ω・)
ママさんの場合には、さらに服を引っ張ることもあるそうです。
帰宅時や来客に対して飛びつくのも、服を引っ張るのも、うれしいという気持ちの表れです。
大型犬で押し倒してケガをさせてしまう可能性がある場合や、服を汚しかねないような状況では問題になりますが、Mちゃんくらいだったら許してあげても良いかもしれません。
でも、先述したように、蹴ったり踏んだりして、逆にMちゃんをケガさせてしまう可能性があるので、ちょっと怖いですよね。
服を引っ張るのも、安い服だったらまだしも、ちょっと良い服だったらあまり引っ張ってほしくはないですね。
ということで、飛びつきや服を引っ張る行動の抑制練習をしました。
うれしい、楽しい、かまってほしいという気持ちが高じての行動ですので、可哀想ではあるのですが、“完全無視”が基本的なスタンスになります。
飛びついても、服を引っ張っても、まったく気にかけてもらえなければ、やるだけ無駄なのでいずれやらなくなるはずです。
ただ、私を含めて、完全に無視できる人というのもそうそういませんし、事情を知らない人がついかまってしまうと折角のトレーニングが無駄になりかねないので、無視するだけではなく、「飛びつかない方が良いことがある」と覚えてもらう練習や、代替行動(飛びつく以外の行動)をとってもらう練習もします。
いつも飛びついてしまう場面では、大興奮してなかなかやめてはくれないと思いますので、少し興奮しているくらいの状況で毎日少しずつ練習することが大切です。
大変かと思いますが、ちょっとずつでも良いので練習してくださいね。
さて、その後、お散歩練習もしました。
Mちゃんは、散歩途中で止まってしまって動かなくなってしまうことがあるそうです。
散歩自体が嫌いな訳ではなさそうで、どんどん歩くこともあるようなのですが、何かが気になって止まってしまうのか、あるいは以前嫌なことがあったのを思い出して歩けなくなるのかもしれません。
人や犬、車などが苦手であれば、時間帯やコースを変えることで散歩できるようになる場合もありますが、Mちゃんはどうでしょうか?
実際の散歩の様子を拝見して気付いたのですが、特に音に対して敏感なようで、気になる音があると発生源や何の音かを確かめようとして、止まっているようです。
ある程度音を聞いて、危険が無いことがわかると歩き出しているように見受けられます。
Mちゃんは、室内でもあまり聞きなれない音がするとちょっと吠えることがあるので、歩けない原因の多くは音なのかもしれません。
これは慣れの問題でもあるので、ある音が安全かどうかを何度も確認することで、徐々にその音が気にならなくなっていくでしょう。
ただ、気になっているのは音だけではないような雰囲気ではあるので、何を気にしているのか把握して、慣れさせてあげたいところです。
まずは無理せずMちゃんのペースで散歩すれば良いかなと思います。
日々のオスワリなどのトレーニングや、止まらずに歩けたときにほめてあげることで、自信をつけさせてあげることも大切ですよ。
ちなみに、Mちゃんのママが出産のため(おめでとうございます!)、レッスンは一時的に中断となりました。
レッスンはあと4回残っていますので、再開するのが楽しみです!